民主主義の危機

もしも、自由、民主主義最大最強の国家において、最高権力者を決める選挙という極めて民主主義的な手続きの中で、どちらか一方が、またはどちらもが汚い工作を行っていたとしたら、これは、民主主義の弱点をさらけ出すという最悪のシナリオである。  これは、反民主義国家、すなわち、個人の自由や人権を蔑ろにする全体主義、独裁体制の国家にとっては、世界の覇権を握る最大のチャンスになりうる。言い換えれば、世界の民主主義にとって、最大の危機である。  もしもであるが、大統領選挙において、汚い手が使われたとしたら、「人民の人民による、人民のための政治《goverment of the people, by the people, for the people》」の精神はどこへ行ってしまったのだろうか。自分の権力を維持するためにどんな手でも使う精神に人民はいない。人民は手段にすぎないものになる。  せめて、そこに、自浄作用があればよいのだが、なければ、民主主義は破滅しかねない。破滅を避ける方法はあるだろうか。あるとすれば、新民主主義というようなものだろう。それは世界一貧しいウルグアイの元大統領に学ぶ他ないように思うが、どうだろうか。どんな方法でもいい。何としても、人民の自由、人権、平等を尊重する民主主義を守らなければならない。

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